ワクチン開発が進んでいます!
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開発を熱望されている、新型コロナワクチン開発情報をアップデートしたいと思います。
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ワクチン開発状況
WHO(世界保健機関)の6月24日時点のまとめによると、現在、臨床試験に入っているCOVID-19ワクチンは、
▽英オックスフォード大/英アストラゼネカのウイルスベクターワクチン「ChAdOx1-S/AZD1222」
▽米モデルナのmRNAワクチン「mRNA-1237」
▽中国カンシノ・バイオロジクス/北京バイオテクノロジー研究所のウイルスベクターワクチン
▽米イノビオ・ファーマシューティカルズのDNAワクチン「INO-4800」
▽独ビオンテック/米ファイザーのmRNAワクチン「BNT162」
▽米ノババックスのナノ粒子ワクチン「NVX‑CoV2373」
など16種類。
このほかに125のワクチンが前臨床の段階にあります。
オックスフォード大とアストラゼネカのアデノウイルスベクターを使ったワクチンは、英国で5月下旬からP2/3試験に入りました。
モデルナのmRNA-1237もP2試験が始まっており、7月にはP3試験を始める予定です。
一方、感染の拡大が落ち着いてきたことで、ワクチンの有効性を検証するのは難しくなっています。オクスフォード大ジェンナー研究所のエイドリアン・ヒル所長は英テレグラフ紙に対し、「(開発は)収束するまでの時間と戦い」と指摘し、「現時点では結果が全く得られない確率が50%」と語りました。
欧米の大手製薬企業の状況
米メルクは5月26日、オーストリアのテミスを買収し、COVID-19ワクチンの開発に乗り出すと発表しました。買収で獲得するのは、麻疹ウイルスベクターを使ったワクチンで、今年後半に臨床試験を開始する予定。メルクは非営利国際組織「国際エイズワクチン推進機構」(IAVI)とも協業し、IAVIが開発中のCOVID-19ワクチンの実用化を共同で進めます。こちらのワクチンも今年後半に臨床試験に入る予定です。
米ジョンソン・エンド・ジョンソンは、開発中のワクチン「Ad26.COV2-S」のP1/2a試験について、9月の当初予定を前倒しして7月後半に開始する予定だと発表。サノフィとグラクソ・スミスクラインは、共同開発中のワクチンについて今年後半にP1試験を開始し、来年後半に開発を完了させることを目指しています。両社のワクチンは、サノフィの組み換えDNA技術に基づくSタンパク質抗原とGSKのアジュバントを組み合わせたもの。サノフィは米トランスレート・バイオともmRNAワクチンの開発で提携しており、GSKも抗ウイルス抗の開発で提携するビル・バイオテクノロジーズとワクチン開発でも協力しています。
日本国内の状況
大阪大とアンジェスが共同開発するDNAワクチン「AG0301-COVID19」が、近く大阪市立大医学部付属病院でP1/2試験を始める予定です。臨床試験登録サイトに掲載された情報によると、対象は20~65歳の健康成人で、目標症例数は30例。アジュバントを含む同ワクチンを2週間間隔で2回、筋肉内注射し、安全性と免疫原性を評価します。
塩野義製薬は、グループ会社のUMNファーマで組換えタンパクワクチンの開発を進めており、年内の臨床試験開始に向けて厚生労働省などと協議を進めています。KMバイオロジクスも不活化ワクチンの開発に着手しており、年度内の非臨床試験終了が目標。アイロムグループのIDファーマはセンダイウイルスベクターを使ったワクチンを開発中で、9月にも臨床試験を開始する考えです。第一三共は、mRNAワクチンの臨床試験を来年3月ごろに始めることを目指しています。
田辺三菱製薬もワクチン開発に乗り出しています。カナダ子会社のメディカゴが植物由来ウイルス様粒子を使ったCOVID-19向けワクチンを開発中。非臨床試験の中間結果で良好な結果が得られたことを明らかにしており、8月までに臨床試験を開始するために規制当局と協議しています。順調に進めば、臨床試験は来年11月に終了する予定です。
(出所:新型コロナウイルス 治療薬・ワクチンの開発動向まとめ【COVID-19】(6月26日UPDATE)| AnswersNews )
臨床試験
臨床試験は、第I相試験(フェーズ I)から第III相試験(フェーズ III)の3段階の試験を通過することで、薬は承認される。
そうしますと、英オックスフォード大/英アストラゼネカのウイルスベクターワクチン「ChAdOx1-S/AZD1222」は、進行中のP3試験を通過すれば、承認されるのでしょうか?!
ワクチン21年春にも供給
新型コロナワクチン開発_1 と、上記でも記載しました、英オックスフォード大/英アストラゼネカが、開発を進める新型コロナウイルスワクチンを日本に供給で協議入りし、来春ごろの予防ワクチン接種開始をめざしていることが判明しました。
国内製薬会社の設備を活用して、ワクチンの供給体制を構築するとのことです。
アストラゼネカ社が26日に発表し、菅義偉官房長官は同日の記者会見で「事実だ」と認め、「国内で必要なワクチン確保にしっかり取り組む」と強調しました。
どのくらいのワクチン接種数が確保できるかによりますね!
ニュージーランドの新型コロナアップデート
本日は、メディアブリーフィングはなく保健省よりニュージーランドの新型コロナ対応に関する最新情報を書面で発表しました。
本日のニュージーランドでは、新型コロナの4つの新しいケースが確認されました。
4つのケースはすべて、最近海外から帰国し、管理された隔離施設にいた人々が関係しています。
これらのケースにより、ニュージーランドでのアクティブなケースの数は20になります。
本日の最初の3ケースは、オークランドのジェットパーク施設で隔離中です。 最後のケースは、オークランド市立病院の病棟で安定した状態です。すべての適切な予防措置が取られています。
ケース詳細
最初のケースは、6月14日にインドからニュージーランドに到着した30代の女性です。彼女は6月21日に陽性反応を示した以前の症例の妻であり、陽性の検査以来、夫とは別に隔離されていました。彼女は夫の濃厚接触者と見なされ、滞在の11日目に陽性反応を示しました。
2番目のケースは、6月18日にネパールからシドニー経由で、NZ102でニュージーランドに到着した30代の男性です。彼はノボテルエラズリーでの3日目の定期検査の結果、陽性反応を返しました。彼と一緒に帰国した他の3人の家族は濃厚接触者と見なされ同様に検査され、2人は陰性で、3人目の結果は保留中です。すべてが濃厚接触者として扱われているため、毎日チェックされ、症状が現れた場合、または滞在12日目に再テストされます。
3番目のケースは、グランドミレニアムホテルで隔離していた30代の男性です。彼は3日目の定期検査の結果、陽性反応を返しました。
4番目のケースは、6月24日にインドから AI1316 でニュージーランドに到着し、オークランドのハカホテルで隔離されていた30代の男性です。症状の発症後、彼は昨夜、救急車でオークランド市立病院に運ばれ、臨床評価の一環としてCOVID-19の検査を受け、陽性反応を返しました。彼は病棟で安定した状態で入院しており、ICUレベルのケアは必要ありません。
男性を扱うスタッフのメンバーは、彼が海外から管理された検疫施設に戻ったことを知らされ、PPEの使用を含む適切なプロトコルが守られました。スタッフのメンバーは、濃厚接触者とは見なされません。
患者は、オークランド市立病院の臨床評価ユニットの別の部屋でケアされ、その後、病棟の1つの別の部屋に移送されました。
オークランド市立病院は、COVID-19の患者の治療に関する最近のかなりの経験を持っています。一般市民は、病院が患者、訪問者、スタッフにとって安全であることを保証できます。
昨日、私たちの研究所は5,321件のテストを完了し、これまでに完了したテストの総数は392,756件に達しました。これには、全国の管理された隔離施設でのテストとコミュニティベースのテストが含まれます。
まとめ
- 英オックスフォード大/英アストラゼネカのウイルスベクターワクチンの認証が近い?!
- このワクチンを日本に供給で協議入りし、来春ごろの予防ワクチン接種開始をめざしている
- ニュージーランドでのアクティブなケースの数は20件
- 今のところコミュニティ感染の事例は検出されていない
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予告:新型コロナワクチン開発_4