新型コロナワクチンの開発状況はどうなっているのか?
ご訪問ありがとうございます。
新型コロナワクチン開発が、ニュージーランド、いや、世界でも急務となっています。
4月30日のブログでお伝えしましたが、ニュージーランドのジャシンタアーダーン首相は、
「ワクチンができるまでは戦いは終わらない」
同日の会見で、保健省トップのブルームフィールド氏は、
「現在進行中の新型コロナワクチン開発試験が90~100あり、今後、数週間でもっと明確なお知らせができる」
とそれぞれが語りました。
nz-ryugaku-jmltd.hatenablog.com
では、その新型コロナワクチン開発状況を見てみたいと思います。
日本
厚生労働省のページに、「新型コロナウイルスに対するワクチン開発を進めます」という案内ページがあります。
現在まで、第6報がアップされています。
CEPI(感染症流行対策イノベーション連合)創設に、厚生労働省が関わり、メンバーとして、アメリカ、フランス、オーストラリア、イギリス、ドイツ、中国の8者とパートナーシップ締結を行い、新型コロナワクチンの開発を促進し、候補ワクチンを迅速に臨床試験に導くことを目的として活動しています。
アメリカ
トランプ政権は、新型コロナウイルスワクチンの迅速な開発に向け、第2次世界大戦時の原子爆弾開発プロジェクト「マンハッタン計画」のように官民を総動員する「オペレーション・ワープ・スピード(超高速作戦)」を計画している。
同プロジェクトはなんと、
年内に米国民の大半に十分なワクチンを提供することを目指す!
ビル・ゲイツ氏は、新型コロナウイルス感染拡大を抑え込むことが可能なワクチンができるまで通常の生活は戻らないと予想している。良いニュースは多くの人の予測よりも短い期間でワクチンを開発できそうなことだ。
現在ある115のコロナワクチン候補のうち8-10が有望にみえると付け加えた。新たなアプローチとしてRNAとDNAワクチンが特に期待されるとした。
ビル・ゲイツ氏率いる、「ビル&メリンダ・ ゲイツ財団」は、日本も加盟してます、上記のCEPIのメンバーでもあります。
コロナワクチンに「最速で9月量産」という光明
オックスフォード大学の研究者チームは5月末までに、6,000人以上を対象とした新型コロナウイルスワクチンの臨床試験をほかに先駆けて行う予定になっている。安全性だけでなく、有効性も実証したい考えだ。
ワクチンを接種した被験者の発病が1〜2人にとどまれば、勝利宣言が出るはずだ。教授は「そうした結果になれば、パーティーを開いて世界に発表する」と語った。
同大学の研究者によると、効果が確認されて当局の緊急承認が得られれば、最初の数百万回分のワクチンは9月までに利用できるようになる可能性がある。公表されているほかのいかなるワクチン研究よりも、数カ月は先を行く。
さらに今回、その有効性を示唆する明るいニュースが入ってきた。
アメリカ・モンタナ州にあるアメリカ国立衛生研究所ロッキーマウンテン研究所の科学者たちは3月、6匹のアカゲザルにオックスフォードワクチンを1回接種した。動物たちはその後、パンデミックの原因となっている大量の新型コロナウイルスにさらされた。
これにより研究所のほかのサルはどれも発病したものの、ワクチンを接種した6匹は28日以上経過した後も健康を維持していた、と実験を行ったヴィンセント・ムンスター氏は語った。
結果はまだ分析中であるとしながらも、ムンスターは「アカゲザルは人間に最も近い存在だ」と述べた。5月上旬にはほかの科学者たちと結果を共有し、その後、査読付きの学術誌に論文を提出する予定だという。
何とも楽しみな状況ですね。この件は、引き続き動向を注視していきたいと思います。
本日は、記者会見はなく、保健省より症例数に関する声明を発表しました。
本日の新規感染者は、6名で、症例の合計は1,485名となり、1名の方が亡くなりまして、合計で20名となりました。ご冥福をお祈りいたします。
現在、5名の方が入院してまして、ICUには誰もいません。
これまでのところ、1,263名、約85%が回復しているとのことです。
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